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とある夏の1ページ
人を家に呼んで飲むのが好きである。

酒、野菜、魚、肉などを買い、まだ昼のうちから乾杯をする。

だらだらと話をしながら、私はキッチンに立って思いつく料理を作って振る舞う。

初めて作るものもあるので美味いかどうかは食べてみてのお楽しみ。

概ね毎回好評だ。

飲み仲間を集めてそんなことをしているうちに、いつしか小料理aiharaと呼ばれていた。



機島とはよく飲んでいるが、そういえば小料理aiharaに招待したことはなかった。

夕方にやってきて若干遠慮している機島を駅まで迎えにきて、適当に買い物をして家に戻る。

オクラやインゲンで夏っぽいアテを作り酒を飲んで歌ったり短歌詠んだりしたあと、唐突に機島は切り出した。

「なぁ、はらっち」

「どうした?」

「コミックマーケットって知ってる?」

「ほう? それはつまり、コミックマーケットを知ってるか? そう聞いてるのか?」

「そうなるね」

やはり一度はコミケに行ってみたいと思う時期はあるもので、田舎で青春を送った者であれば、コミケは都会の象徴のように思うものだ。

しかし、知っていても行ったことあるって人はそんなに多くないないだろう。

「知ってるけど、どうした?」

私はその質問の真意を問う。

「ほら、いまやってるじゃんコミケ。行かないかって話になってんだよ」

「誰と?」

「S君とT君」

S君とT君は、機島の学生時代の友人であり、1ヶ月くらい前に会って飲んだことがある。

S君は中性的なイケメン。ブランド物の、ツルがくるんとした眼鏡をかけている洒落者で人当たりがいい。口調はのんびりしている。

T君は機島曰く重度のオタク。だが、風貌は全然そんな感じはせず落ちついた若者。

「じゃあいこうか!」

私はあまり深く考えずに酔いに任せて返事をした。

昼頃に行こうなんて話していたのに寝たのは5時だった。



さて、こんなペースで書いてたらいつまで経っても終わらないので、ざっくりと書く。

池袋でS君と合流。

りんかい線で国際展示場駅に着きS君と合流。

私たちは炎天下の中、汗をかきつつ人の波に飲まれ、特徴的なフォルムの建物に向かって歩く。

来たことがないので着いて歩くばかりだが、広さと人の多さに圧倒された。

20160822_01.jpg


私はコミケというものが何かよく分かっていなかった。

おそらくエロ本を大量に売るイベントだ、という私の認識はそれほど間違えていないだろう。

そこら中に煽情的な、しかし乳首が隠された絵が貼られ、手に手に掲げられていた。

中には女の子がエロ本を持って勧めてくるのだから私は驚いてしまった。

こういう世界だったのか、と。

そうなるとそこらを歩いている男性達の99%が大量のエロ本を仕入れに来ているのだという気がしてきて、大いにショックを受けた。

なんとアンダーグラウンドなのだろう。

S君の

「こんな連中が、何の野心を持たず、ただこの時のためにそれ専用の牙を研いできたのがなんだか恐ろしいよ」

という言葉には妙に納得した。






もちろんそんな本ばかりでは無いことも頭では理解はしている。

真面目な本もあると。

しかし、それらがどこにあるのかさっぱり分からない。

広すぎてまるで探せなかった。



2班に分かれて、私は機島とぐるぐる歩いたが疲れ果ててそのうち壁にもたれて座り込んだ。

外は陽射しが強烈で水分を取らないと危険に感じる。

しかしトイレがとんでもなく混むというので、摂りすぎは良くないとか。

ちょうど良い水分量を摂ることが大事と理解した。



外はコスプレをした女性や男性がカメラを向けあって楽しそうにしていた。

私は彼らの元ネタのキャラが分からず、エッチな格好を遠目に眺めながら、ただただ短歌をひねり出そうとしているだけだった。



ところで、私はビーチサンダルでコミケに行ったのだが、機島に言わせると、やってはいけないことの1つだという。

混んでいて足を踏まれるから安全靴で来る奴もいるとのことだ。

幸い踏まれることはなかったが確かにスニーカーくらいが良さそうだ。



私は会場に来るとことでもう満足し、何かを買おうなんて気はまるで起こらなかった。

私たちは終了アナウンスの後に拍手して、その場を後にする。

渋谷まで行き、ラーメン屋で飲んだ。

普通なら戦利品の報告でもするんだろうが、みんな何も持っていない。

後々考えたら欲しいものを思い出したので少し残念ではある。



私はみんなと別れ、サンダル擦れを起こした足を引きずって帰った。


【2016.08.23 (Tue)】 日常メモ // TRACKBACK(0) // COMMENT(2)
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